特発性血小板減少性紫斑病(ITP)はこんな病気
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は、自己抗体が血小板表面の抗原と結合し、それによって血小板が異常に破壊されることで起こる疾患で、血小板が不足することにより出血傾向が増すという特徴があります。
そのため、皮下出血、鼻血、歯ぐきからの出血、皮膚や粘膜に紫斑(血が筋肉に出てくることにより皮膚が紫色になる現象)といった症状が表れます。
原因
ITPの原因は、自己免疫反応による血小板の異常な破壊です。
つまり、体が自分の血小板を異物と誤認し、自己抗体を産生してそれが結合することによって血小板が異常に破壊されてしまうのです。
なお、病原体による感染もITPの発症に関与することが示唆されています。
症状
ITPの主な症状としては血小板数の減少による出血傾向があります。
具体的には、皮下出血、鼻血、歯肉出血、女性では月経過多などが考えられます。
また、皮膚や粘膜に紫斑(血が筋肉に出てくることにより皮膚が紫色になる現象)が見られることもあります。
検査方法
ITPの診断は、まず他の疾患(SLE、ヘパチーレなど)の除外、次に血液検査(一般血液検査、血液塗抹検査、自己抗体検査)を行い、血小板の数の減少と白血球や赤血球の数が正常範囲であることを確認します。
また、骨髄検査により骨髄内に血小板生成細胞が存在することを確認することもあります。
診断方法
ITPの診断は主に血液検査を用いることが多いです。
血液検査では血小板数のみが減少していることが特徴的で、それ以外の白血球数や赤血球数は正常範囲内であることが多いです。
また、自己抗体検査や骨髄検査も併用し診断を行います。
治療方法
ITPの初期治療としてはステロイド薬や免疫グロブリンの静脈内投与が行われます。
それらに反応しない場合は血小板動員薬の投与、スプレナメクトミー(脾摘出手術)、免疫抑制薬の投与などがあります。