鼓膜穿孔はこんな病気
鼓膜穿孔は、鼓膜が損傷し穴が開いた状態を指します。
鼓膜は、中耳と外耳とを隔てる薄い皮膜で、音の振動を受け止めて中耳の骨に伝える役割を持っています。
鼓膜が破れると、その機能がうまく果たせなくなり、聴力低下や慢性化した中耳炎などの問題を引き起こします。
原因
鼓膜穿孔の原因は主に外的な力の影響や中耳炎、耳の手術などがあります。
具体的には、耳への直接的な圧力(ダイビングや急激な高度変化など)や騒音、落下物の衝撃、異物の挿入、また中耳炎の持続による鼓膜の厚みが薄くなるなどが原因となります。
症状
鼓膜穿孔の主な症状は、耳の痛み、聴力低下、耳鳴り、頭痛、めまい、耳からの分泌物(血や膿)などがあります。
鼓膜穿孔の大きさや位置によって症状の重度も異なります。
検査方法
鼓膜穿孔の検査方法は、専門家による視覚的検査(耳鏡検査)や聴覚テスト、ティンパノメトリーなどが挙げられます。
視覚的検査では、具体的な位置や大きさ、形状が確認されます。
ヒアリングテストやティンパノメトリーでは、耳の働きが正常に行われているか検査することが可能です。
診断方法
鼓膜穿孔の診断は、耳鼻咽喉科医による耳鏡検査や聴覚テストによって行われます。
鼓膜穿孔の大きさや位置、及び鼓室の状態を評価することで確定診断が行われることが一般的です。
治療方法
鼓膜穿孔の治療法は穴の大きさや位置、症状の重度によって様々です。
小さな穴であれば自然治癒することもありますが、大きな穴や、自然治癒しない場合は手術が必要となることがあります。
具体的には鼓膜切開(ミリング)、鼓膜形成術(タンパノプラスチー)、鼓膜移植などが行われます。