副腎機能不全はこんな病気
副腎機能不全は、副腎が各種ホルモンを十分に分泌できない状態を指します。
副腎はアドレナリンやコルチゾルなど、ストレス応答や代謝、血圧調節に関与するホルモンを生産します。
ホルモン分泌が不十分になると、これらの生体反応がうまく機能しなくなります。
原因
副腎機能不全の原因は多数ありますが、一般的には副腎が直接的に損傷を受ける原発性副腎不全と、副腎に必要なホルモンを生産する命令を出す脳の下垂体や視床下部が何らかの原因で機能を果たせない二次性または三次性副腎不全に分けられます。
これらは、自己免疫疾患、感染症、遺伝性疾患、薬物副作用、または脳の腫瘍などによって引き起こされる可能性があります。
症状
副腎機能不全の主な症状は疲労感、体重の減少、皮膚の色素沈着、塩分の欲求、低血圧、関節痛などです。
たとえば、コルチゾルの不足により身体がストレスに適応できず、体調不良や意識障害を引き起こすことがあります。
検査方法
副腎機能不全の診断には、基本的には血液や尿のホルモンレベルの検査が行われます。
具体的には、ACTH刺激試験という副腎を刺激してコルチゾルの反応を見る試験、またはクッシング症候群を確認するためのデキサメサゾン抑制試験などが行われます。
診断方法
副腎機能不全の診断は、検査結果と症状から医師が総合的に評価します。
ACTH刺激試験でコルチゾルの反応がない場合や、クッシング症候群を確認するためのデキサメサゾン抑制試験でホルモンレベルが抑制されない場合などは、副腎機能不全の可能性が高くなります。
治療方法
副腎機能不全の治療は、大きく分けてホルモン補充療法と原因疾患の治療に分かれます。
ホルモン補充療法では、通常、毎日のコルチゾル補充を主軸とします。
原因疾患の治療については、原因によりますが、感染症の場合は抗生物質、自己免疫疾患の場合は免疫抑制薬やステロイドなどが使用されます。
早期発見
副腎機能不全は体調不良という非常に一般的な症状から始まるため、特に早期に発見するのが難しい疾患です。
しかし、家族歴や個人の既存の自己免疫疾患などのリスク要因がある場合、または慢性的な疲労、一貫性のない体重の減少、異常な塩分の摂取欲求などの症状がある場合、これらが副腎機能不全の可能性を示しているものかもしれないと自覚することが重要です。
副腎機能不全は何科に行けばいいの?
副腎機能不全は、内分泌科や泌尿器科で診察されます。
症状や既往歴から副腎の問題が疑われた場合、これらの専門家が詳しい検査や治療を行います。