耳管開放症はこんな病気
耳管開放症とは、中耳と咽頭をつなぐ耳管が常時開いている状態を指す病気で、これにより咽頭側からの音が直接中耳に伝わってしまい、自分の声や呼吸音が大きく聞こえるなどの症状を引き起こす。
原因
耳管開放症の原因は明確には解明されていないが、肥満や慢性的なストレス、ホルモンバランスの乱れ、自律神経の乱れなどが関与していると考えられている。
また、鼻づまりやアレルギーなどの影響により耳管の筋肉のバランスが崩れ、異常に開放されることもある。
症状
耳管開放症の主な症状は、自身の声が異常に大きく聞こえる自聴感(自己音声強調)、呼吸音が聞こえる、耳鳴り、頭重感、平衡感覚の異常などが挙げられる。
検査方法
耳管開放症の検査方法は主に問診と聴力検査が行われ、特に自己閉鎖テストは診断の一助となる。
耳鏡を用いて鼓膜の様子を観察することで耳管の開放を確認することもある。
診断方法
耳管開放症の診断は専門的な知識を要する。
症状や既往歴をヒアリングし、適切な聴力検査や耳鏡を用いて鼓膜の様子を観察し、必要に応じてCTやMRIなどの画像診断も行う。
治療方法
耳管開放症の治療法は、対症療法と原因療法がある。
対症療法では、症状を和らげるためにステロイドの鼻腔内投与、鼓膜切開などが行われる。
原因療法である手術治療では、鼓宅形成術や骨蓋形成術といった方法で耳管を適切に閉じることを目指す。