後頭神経痛はこんな病気
後頭神経痛は、頭の後ろ側に位置する大後頭神経または小後頭神経が何らかの理由で圧迫や刺激を受け、痛みが引き起こされる状態を指します。
大後頭神経は首から頭頂部にかけて、小後頭神経は耳の後ろから頭頂部にかけての範囲を支配しています。
この神経が炎症を起こすことで激しい頭痛を生じ、日常生活に影響を及ぼすことがあります。
原因
後頭神経痛の原因としては神経炎、神経の圧迫、頭部や首への損傷、神経に影響を及ぼす慢性的な疾患などが考えられます。
特に首の筋肉のこりや緊張のほか、姿勢の悪さからくる神経への圧迫が主な原因とされています。
また、ストレスや疲労が後頭神経痛を引き起こすこともあります。
症状
後頭神経痛の主な症状は、頭の後部から首にかけての痛みです。
痛みは激しいもので、特に頭を前後左右に動かすと強くなることがあります。
また、痛みは片側だけに集中することもあれば、両側に広がることもあります。
その他にも、目の充血や涙、鼻水、耳鳴りなどの自律神経的な症状を伴うこともあります。
検査方法
後頭神経痛の検査方法としては、まず医師が患者の病歴を詳しく聞くことから始まります。
その上で頭部や首の触診を行い、痛みの出やすい箇所、神経の圧迫感などを確認します。
さらに必要に応じて血液検査やMRI、CTスキャンなどの画像診断を行うこともあります。
これらの検査により他の頭痛疾患との区別を行います。
診断方法
後頭神経痛の診断は、患者の自覚症状や医師の観察、詳しく聞いた病歴、触診による確認、必要に応じて行った画像診断などの結果をもとに行います。
また、症状が他の頭痛症状との区別がつかないときには、神経ブロックという方法で一時的に神経の働きを止めて症状の変化を観察することもあります。
治療方法
後頭神経痛の治療法は、まず症状の原因となる要因を取り除くことが基本となります。
それに伴ってリラクゼーションやストレッチングなどによる自己ケア、物理療法などが行われます。
痛みが強い場合は非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛薬の投与、症状が続く場合は神経ブロックやステロイド剤の投与が行われます。
必要な場合は手術治療も検討されます。
予防基礎知識
予防の基本としては、通常の頭痛と同様にストレスの管理、十分な休息、適度な運動、正しい姿勢の維持や頚部の筋肉を強くなりすぎないようにするなどが挙げられます。
また、疲労や緊張からくる筋肉のコリを放置せず、マッサージやストレッチなどで適宜リラクゼーションを図ることが望ましいです。
効果的な食事
予防に有効な食事としては、ビタミンB群を豊富に含む全粒穀物や肉類、緑黄色野菜、果物などのバランスの良い食事を摂ることが推奨されます。
また、カフェインやアルコールは神経を刺激し、頭痛を悪化させる可能性があるため、その摂取は控えめにするのが望ましいです。