歯髄炎はこんな病気
歯髄炎は、虫歯などが原因で歯の内部にある歯髄(神経と血管が集まった部分)が細菌の感染によって炎症を起こす病気です。
通常、歯髄は硬く丈夫な象牙質とエナメル質によって外部からの刺激から保護されていますが、虫歯が進行し象牙質やエナメル質が侵されると、細菌が歯髄に至ります。
原因
虫歯が最も一般的な原因です。
虫歯菌が産生する酸で歯が溶かされ、その結果、感染が歯の中心部に達して歯髄炎を引き起こします。
その他の原因としては歯の直接的な損傷や齲歯、歯周病などがあります。
症状
初期段階では、冷たい刺激に対して痛みを感じるという症状が有ります。
しかし、炎症が進行していくと、痛みがひどくなり、歯を噛むとき、温かいものが当たるときにも痛みを感じるようになります。
また、顔面腫れや歯周囲組織への症状転移、高熱などが出ることもあます。
検査方法
歯科診療では、主に視触診(目で見て触って診断)が行われます。
また、歯を軽く打つ打診、歯ごとに神経の反応を見る電気診、レントゲン検査などが用いられます。
特にレントゲンでは病状の進行度や感染部位、原因となる歯の確認が可能であるため重要です。
診断方法
診断は患者からの問診と臨床症状、レントゲン写真から行います。
特にレントゲン写真は、虫歯の位置や大きさ、炎症の進行具合を確認するために重要です。
問診では痛みの度合い、頻度、特性などを尋ねることで歯髄炎の可能性を判断します。
治療方法
治療法は炎症の進行具合により変わってきます。
初期の場合には、虫歯部分をきちんと除去し、歯の中を清潔に保つことが大切です。
進行して細菌が増殖している場合は、抗生物質を使用することもあります。
さらに進行し歯髄全体が炎症を起こしている場合には、神経を取ってしまう根管治療が一般的です。