心的外傷後ストレス障害(PTSD)はこんな病気
心的外傷後ストレス障害(PTSD:Post-traumatic Stress Disorder)は、過去に体験したとても怖い、またはつらい出来事(心的外傷)を原因とした精神的な疾患です。
身の危険が迫るような経験、恐怖や無力感を伴った経験、大惨事等のトラウマにさらされた後に発症します。
特徴的な症状は4つに区分され、侵入症状、回避症状、情動・認知症状、高覚醒症状があります。
原因
PTSDの原因は、怖い出来事を経験した直後ではなく、時間が経過した後に突然出てくる場合もあります。
特に、戦争、虐待、災害、交通事故、犯罪被害などの人間が経験する非常に困難な状況が直接的な原因となります。
症状
PTSDの主な症状は、トラウマ体験のフラッシュバック、恐怖と不安、不眠、集中力の低下、過度の警戒心、人との関わりを避ける傾向、無気力や抑うつ症状などです。
検査方法
PTSDの診断は、主に医師が行う面接によるもので、自己報告や家族からの情報が基になります。
専門的な診断ツール(診断尺度)が使用されることもあります。
診断方法
PTSDの診断は医師による面接と患者の自己報告に基づいています。
DSM-5(米国精神医学会の診断・統計マニュアル)などの診断基準に従って行われます。
治療方法
PTSDの治療は、主に心理療法と薬物療法があります。
心理療法では認知行動療法(CBT)、特にトラウマに焦点を当てた認知行動療法や露光療法が有効です。
薬物療法では、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)などの抗うつ薬が主に使用されます。