原田病はこんな病気
フォークト・小柳・原田病(VKH病)は、自己免疫によって引き起こされる多臓器に影響を与える疾患で、特にメラニンを含む組織を標的とします。
この疾患は、非特異的な全身症状から始まり、急性の眼炎症を経て、皮膚や毛髪の脱色を含む慢性相に移行することが特徴です。
原因
VKH病の原因は自己免疫反応とされていますが、体の免疫系が遺伝的に素因を持つ個人でメラニン細胞を誤って攻撃することで発症すると考えられています。
ウイルス感染やその他の環境因子がトリガーとなる可能性も指摘されていますが、具体的な病因はまだ特定されていません。
症状
症状は、初期は発熱、頭痛、倦怠感から始まり、その後、重度の眼の痛み、視力の喪失、光への過敏性が発生します。
後期には、耳鳴り、めまい、皮膚の脱色(白斑)、毛髪の白化(白毛)などが現れることがあります。
検査方法
VKH病の診断には、症状の臨床的評価、眼科検査によるぶどう膜炎の特定、皮膚や毛髪の変化の皮膚科的評価、聴力障害のための聴力検査が含まれます。
MRIなどの画像検査を使用して神経系の関与を検出することもあります。
また、必要に応じて脳脊髄液検査や血液検査で自己抗体の有無を検査します。
診断方法
診断は、典型的な臨床症状と血液検査による抗体の検出、PCR検査によるウイルスRNAの検出に基づいて行われます。
ぶどう膜炎とコプリック斑は、診断の重要な手がかりとなります。
治療方法
治療には、高用量のコルチコステロイドを使用して炎症を減少させ、徐々に減量していきます。
追加で免疫抑制剤が使用される場合もあります。
治療の目的は炎症をコントロールし、視力の喪失を防ぎ、症状を軽減することです。