鼠径(そけい)ヘルニアはこんな病気
鼠径ヘルニアは、腹部の筋肉の弱った部分から内臓が膨らんで出てしまう病気です。
具体的には、鼠径部と呼ばれる下腹部(主に股関節を中心とした部分)の筋肉や靭帯が弱まると、その部分がヘルニア(ヘルニアリングとも)の出口となり、腹内臓器などが袋状に膨らみます。
原因
鼠径ヘルニアの主な原因は、体の鼠径部分の筋肉や靭帯が弱くなることによります。
これは、加齢、肥満、たとえば慢性的な咳、便秘、前立腺疾患による排尿時の圧力増大、重いものを持つといった物理的なストレス、また妊娠や出産といった情況によって発生します。
症状
鼠径ヘルニアの症状は、鼠径部に痛みや違和感を伴う膨らみが出現することが最も一般的です。
膨らみは時には引っ込むこともありますが、一時的であって時間と共に再度出現します。
重度の場合は、排泄障害や痛みを伴うこともあります。
検査方法
鼠径ヘルニアの検査方法は、主に触診、超音波検査、CT、MRIなどの画像診断が行われます。
触診では、患者が立った状態で膨らみを確認したり、横になった状態で膨らみが引っ込むかを確認します。
超音波検査などでは、膨らんだ部分の中に何が入っているのかを確認します。
診断方法
鼠径ヘルニアの診断は主に症状と医師による物理的な検査によって行われます。
その後、超音波検査やCTスキャンなどの画像診断を行い、その結果を元に診断が確定します。
治療方法
鼠径ヘルニアの治療法は、主に手術が行われます。
開腹手術と腹腔鏡手術があり、どちらの方法でもヘルニアの部位を修復し、場合によっては人工的なメッシュで補強します。