食道裂孔ヘルニアはこんな病気
食道裂孔ヘルニアは、腹部と胸部を分ける隔膜である横隔膜にある食道から胃への開口部(食道裂孔)が広がり、胃が胸部にはみ出す病気です。
この状態が進行すると、胃液が逆流しやすくなり、胸やけや胃の痛みが起こります。
主に成人に多く見られ、特に高齢者に多いです。
原因
食道裂孔ヘルニアの原因は、横隔膜の筋肉の弱化、肥満、妊娠、過度の身体的労働、慢性的な咳、便秘などによる過度の腹圧上昇が挙げられます。
また、加齢による筋肉や組織の弱化も影響を及ぼします。
症状
食道裂孔ヘルニアの症状は、胸やけ、胃痛、吐き気、食後の胸部不快感などです。
逆流がある場合は、胸部の焼けつくような痛みや、喉のつかえ、ホクミなどが起こります。
検査方法
食道裂孔ヘルニアの検査方法には、胃カメラ(内視鏡)検査、バリウム飲み込み検査、24時間食道pHモニタリング、食道運動検査などがあります。
これらの検査により、胃の一部が食道裂孔を通過して胸部に位置しているか、胃液の逆流状況、食道の運動状態などを評価します。
診断方法
診断方法は患者の症状と体を診察し、上記の検査方法を行うことで確定します。
特に、内視鏡検査は確定的な診断を下すための重要な手段です。
治療方法
治療法は、症状の程度や体質により異なります。
初期の症状であれば、食事改善や体重管理で改善することもあります。
中等度ならば薬物療法、進行している場合や薬物治療が効かない場合は外科的手術療法が選択されます。