食道炎・食道潰瘍はこんな病気
食道炎・食道潰瘍は食道の内部、すなわち食道粘膜が炎症を起こし、場合によっては潰瘍を形成する状態を指します。
食道炎は進行すると食道潰瘍となり、時には出血や嚥下困難などの重篤な症状を引き起こします。
原因
原因は様々でありますが、最も一般的なのは胃酸の逆流によるものです。
胃酸は胃の中で食物の消化を助けるための物質ですが、これが食道に逆流し粘膜を攻撃すると食道炎を引き起こします。
過度の飲酒や喫煙、ストレス、食生活の乱れなども原因となります。
症状
早期段階では特に症状がないことが多いですが、進行すると胸焼け、喉の痛み、嚥下困難、胸部の痛みなどが現れます。
潰瘍が形成されれば出血や黒色便といった症状も現れます。
検査方法
上部消化管内視鏡検査が最も一般的な検査方法です。
これはカメラを取り付けた細長い管状の内視鏡を口から挿入し、食道の内部を直接観察する手法です。
診断方法
上記の内視鏡検査を以て診断はなされます。
検査により粘膜の照明、色調、血管のパターン等を観察し、その上で食道炎・食道潰瘍であるかどうかを判断します。
治療方法
胃酸の分泌を抑える薬物療法が一般的で、プロトンポンプ阻害剤やヒスタミンH2受容体拮抗薬などが用いられます。
食事療法や生活習慣の改善も重要です。
高度な潰瘍では内視鏡的処置や手術が必要な場合もあります。