重症筋無力症はこんな病気
重症筋無力症(Myasthenia Gravis)は神経伝達が異常となる自己免疫疾患で、社会に生じる頻度は比較的まれですが、全年齢にわたって発症することから、その病態理解と診断治療技術の向上が重要とされています。
その特徴として筋肉の力が徐々に弱くなり、特に反復的に同じ動きをすると筋力が落ちるという病態を持ちます。
原因
重症筋無力症の原因は、神経と筋肉との信号伝達がうまく行われないことによります。
特に、筋肉を動かす指令を伝えるための神経伝達物質であるアセチルコリンが筋肉に結合する部位(ニコチン性アセチルコリン受容体)に対する自己抗体が作られ、アセチルコリンがうまく結合できない状況が生じます。
これにより信号伝達が不十分となり、筋肉の力が弱まることにつながります。
症状
症状として、まず一般的には筋肉の疲れやすさや力が入りにくいといった筋力低下が挙げられます。
特に、繰り返し使うことで症状が強くなることが特徴です。
また、嚥下困難、咽頭麻痺といった症状もあります。
顔の筋肉が主に影響を受けるため、二重視やまぶたの垂れ、表情筋の麻痺などの症状を引き起こすこともあります。
検査方法
診断はさまざまな方法がありますが、主に抗アセチルコリン受容体抗体検査、エジソン試験、MRIやCTなどの画像診断、神経伝導速度検査などが行われます。
これらにより筋力低下の程度や原因などを詳しく調べます。
診断方法
診断方法は前述の検査方法により、筋力低下の程度や原因を特定します。
抗アセチルコリン受容体抗体の有無を調べることで自己免疫反応によるものかどうかを確認し、エジソン試験では筋疲労性を評価します。
また、画像診断や神経伝導速度検査により、他の疾患との鑑別診断も行います
治療方法
治療法としては、病態に応じた薬物療法や免疫グロブリン療法、プラズマ交換療法、胸腺摘出術などがあります。
特に初期の段階では薬物療法が主に行われますが、症状が進行した場合や薬物による影響が出てきた場合は、胸腺摘出術などの治療が考えられます。
予防基礎知識
予防の基礎知識としては、特別な予防法はないとされていますが、適度な運動やバランスの良い食事、充分な休息などが健康を維持する基本となります。
また、外部からの感染病の予防も重要で、風邪やインフルエンザなどの予防対策を行うことは神経筋疾患の予防にもつながります。
効果的な食事
予防になる食事については、特別なものはないものの、全般的な健康維持のためにはバランス良く栄養のある食事を摂ることが重要です。
特にビタミンやミネラルをしっかり摂ることで、体調管理を支えます。