起立性調節障害はこんな病気
起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation)とは、起立時などに自律神経が正しく機能せず、血圧や心拍数のコントロールが難しくなる病気の一種です。
一般的には10代の若者に多いとされており、特に成長期に入ってからの高校生や大学生に多く見られます。
成長期には身体的な変化だけでなく、精神的なストレスも大きいため、そうした要素が絡み合って起立性調節障害を発症しやすくなると考えられています。
原因
起立性調節障害の原因は明確には解明されていませんが、自律神経の乱れが関与しているとされています。
また、ストレスや睡眠不足、長時間の立ち仕事や慢性的な疲れ、無理なダイエットなどライフスタイルの偏りからも起こるとされています。
症状
起立性調節障害の症状には、立ち上がった時や立っている時に動悸や息切れ、めまい、頭痛、耳鳴り、視界が暗くなるなどがあります。
また、冷や汗をかいたり、顔色が悪くなる、朝起きるのが辛い、感情が不安定になるなどの症状も報告されています。
検査方法
起立性調節障害の診断には、問診と身体検査、加えてオルソスタティックテスト(起立試験)などが行われます。
オルソスタティックテストは、横になっている状態から速やかに立ち上がった時の心拍数や血圧の変化を調べるもので、この結果から起立性調節障害の診断が下されます。
診断方法
診断にはまず問診が行われ、症状と生活習慣などを聞き出します。
その後、リアルタイムで心電図や血圧の変動を見ることができるオルソスタティックテストを用いて診断が行われます。
これにより、立つときの心拍数の増加や血圧の変動などから起立性調節障害であることが判断されます。
治療方法
治療法としては、まずは体調管理が基本となります。
十分な睡眠時間の確保やバランスの良い食事、適度な運動を心掛けることが大切です。
また、薬物療法としてβブロッカーやフルニトラゼパムのような心臓の機能を抑制する薬、抗不安効果のある薬が用いられることもあります。
さらに、心理療法やリラクゼーション療法なども併用されます。
予防基礎知識
起立性調節障害の予防としては、生活リズムを整えることが重要です。
特に良好な睡眠は自律神経のバランスをとる上で重要であり、さらに規則正しい食生活や適度な運動も予防につながります。
また、ストレスの解消やリラクゼーション時間も大切とされています。
効果的な食事
予防に効果的な食事としては、塩分控えめでバランスよく栄養が摂れる食事がおすすめです。
また、体内の水分を保つことも大切なので、適度に水分補給を行うことも重要です。