腸チフスはこんな病気
腸チフスとはサルモネラ菌の一種であるサルモネラ・チフィ菌により起こる感染症です。
主に飲食物から感染し、平均して10日から14日の潜伏期間を経て発病します。
病気は発熱や下痢、頭痛、倦怠感などの症状から始まり、重症化すると肝炎や腸穿孔などの合併症を引き起こす可能性があります。
原因
腸チフスはサルモネラ・チフィ菌により引き起こされます。
これらの菌は汚染された飲食物を経由して直接人体に入り込みます。
特に衛生環境が整っていない地域や手洗いが十分に行われていない場合、感染のリスクが高まります。
症状
腸チフスの症状は高熱、頭痛、全身の倦怠感、腹痛、下痢や便秘などが挙げられます。
また、腸チフスに特徴的な「腸チフスローズ疹」なる紅疹が体の一部に現れることもあります。
重症化すると腸穿孔や肝炎、脳炎などを引き起こし、場合によっては命に関わることもあります。
検査方法
腸チフスの検査方法は主に血液検査や便検査で行われます。
血液検査では発病初期には菌血症が起きているため、血液培養により菌の検出が行われます。
また、便検査では菌の排泄を確認するために行われます。
さらにウィダール試験という血清学的な手法も用いられます。
診断方法
腸チフスの診断は病歴、体温の推移、一部では紅斑の有無を調べるなどの臨床症状と、血液検査や便検査による微生物学的診断結果を基に行われます。
さらに、ウィダール反応による血清診断も行われます。
治療方法
腸チフスの治療は主に抗生物質による治療が行われます。
サルモネラ・チフィ菌への感受性を調査し、その結果に基づいて適切な抗生物質が選択されます。
重症症状が出ている場合には入院治療が必要となります。
予防基礎知識
腸チフスの予防の基本は、手洗いや飲食物の衛生管理、ワクチンの接種などがあります。
特に発症率が高い地域への旅行の際にはワクチン接種が推奨されます。
また、安全でない可能性のある水は飲まず、生の果物や野菜はよく洗ってから食べるようにしましょう。
効果的な食事
腸チフス予防になる食事としては、特定の食品を摂るよりも食べる物全般に対する衛生管理が重要となります。
ただし、健康な腸内環境を保つためには、ヨーグルトなどの発酵食品や食物繊維の摂取が効果的です。