肥厚性幽門狭窄症はこんな病気
肥厚性幽門狭窄症は、主に乳幼児期に発症する疾患で、胃から十二指腸への通り道である「幽門」が、異常に肥厚して食物の通過が制限される状態を指します。
胃腸の蠕動運動によって食物は排せつ方向へ進みますが、この運動が阻害されてしまうため、具体的な症状が現れます。
原因
肥厚性幽門狭窄症の原因ははっきりとは分かっていませんが、遺伝的要素や母体の病気、出生時の問題など、いくつかの危険因子が関与すると考えられています。
症状
この症状は、乳幼児が母乳やミルクを吐き出す嘔吐が主になります。
特に、吐き出す量が多く、力強い口から吹き出るような嘔吐(プロジェクタイル嘔吐)が特徴的です。
検査方法
この疾患の診断は、エコー検査(超音波診断)やバリウム透視検査などの画像検査による物理的な診断と、患者の訴える症状や観察による臨床的な診断が主な手法です。
診断方法
診断には前述した画像検査に加えて、患者の具体的な症状や観察、また、血液検査や尿検査などの臨床検査も行います。
これらの複合的な結果から医師が診断します。
治療方法
治療法は、基本的に手術によるものとなります。
幽門部分の筋肉を切開し、食物の通過を容易にする「幽門切開術」が行われます。