子どもの急性胃腸炎はこんな病気
急性胃腸炎は、主に小腸が炎症を起こす疾患です。
ウイルス、細菌、寄生虫などが原因で急に発症し、症状は軽度から重度まで幅広く、数日から数週間で改善します。
特に小児に多く、大人に比べて重症化しやすい特徴があります。
原因
急性胃腸炎の主な原因はウイルス感染です。
ロタウイルスやノロウイルスなどがよく知られています。
細菌感染(サルモネラ、カンピロバクターなど)、食物中毒や寄生虫感染も原因となることがあります。
感染ルートは主に糞口経路、つまり手洗いなどの衛生管理が不十分な環境での飲食です。
症状
急性胃腸炎の症状は、腹痛、急な高熱、吐き気や嘔吐、下痢などです。
一部のウイルスによるものでは、全身症状(全身倦怠感、食欲不振、筋肉・関節痛)も見られます。
重症の場合は脱水症状(口が渇く、尿量の減少、めまい)が出現します。
検査方法
急性胃腸炎の検査方法は主に便検査です。
ウイルス疾患の診断であればPCR検査が使われます。
また、血液検査を行い、白血球数の異常やCRP値(体の炎症を示す指標)の上昇等から感染症であることを確認します。
診断方法
診断は主に医師の観察、問診、症状の確認や必要に応じた便検査や血液検査によります。
特に小児の場合、親からの病歴の聞き取りや身体的な観察が重要です。
治療方法
治療法は主に自宅での経過観察と対症療法が中心です。
対症療法とは、下痢や嘔吐による水分・電解質補給(経口補水液の摂取)、高熱時の解熱剤の使用などです。
入院治療が必要な時は、点滴による脱水の改善や抗菌薬の使用が必要な病原体に対する治療が行われます。
予防基礎知識
予防には手洗いや食材の衛生管理が大切です。
公共の場や他人との接触後、トイレの使用後などには必ず手洗いをするようにしましょう。
また食事は完全に火を通し、食品は冷蔵庫で適切に保存するなど、食中毒を防ぐための基本的な知識も身につけておく必要があります。
効果的な食事
予防に有効な食事としては、ビタミンCやビタミンA、亜鉛などを含む食材を摂ることが重要です。
これらは免疫力を向上し、病原体に対抗するために有効です。
また、水分や電解質を含む食品や飲み物も重要です。
腸内環境を整えるためにもヨーグルトなどの発酵食品がおすすめです。