耳硬化症はこんな病気
耳硬化症は、中耳の骨構造、特に聴覚を伝える骨(耳小骨)が成長しまがる異常な骨の成長の結果として発生する病気です。
これにより、音が鼓膜から内耳へと正常に伝わらなくなり、伝導性難聴を引き起こします。
重度の場合は、感音性難聴や全く聞こえない(難聴)状態を引き起こす可能性もあります。
原因
耳硬化症の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的な要因、骨の代謝異常、ウイルス感染、自己免疫反応などが考えられています。
特に中耳炎を繰り返すというリスク要因が報告されており、炎症が骨の異常な形成を引き起こすと考えられています。
症状
耳硬化症の症状は、聴覚障害が主ですが、耳鳴り、耳の圧迫感、めまいなども報告されています。
聴覚障害は進行性であり、最初はわずかな聴覚損失から始まることが多いですが、時間と共に進行し、重度の難聴へと進行する可能性があります。
検査方法
耳鼻咽喉科医は、聴覚検査(オージオメトリー)、耳鏡検査、耳のCTスキャンなどを実施して耳硬化症を確認します。
これらの検査によって、内耳の骨組織の異常な成長や、聴覚の損失の程度を評価します。
診断方法
耳鼻咽喉科医は、患者の病歴、聴覚検査の結果、耳鏡検査の結果、さらには耳のCTスキャンを用いて耳硬化症を診断します。
CTスキャンでは、中耳の異常な骨成長が視覚化されます。
治療方法
耳硬化症の治療法には、手術と補聴器が主に考えられます。
手術は中耳の骨を再設定するものや、人工骨を移植するものがあります。
補聴器は、手術が適応できない場合や、手術後の補助法として利用されます。