大腸がんはこんな病気
大腸がんは、大腸(特に直腸とS字結腸)の内膜組織が良性のポリープから悪性化して発生するがんの一種です。
この変化は通常、数年をかけて徐々に進行します。
世界的に見てもがんによる死因の中で2、3位を争うほどの頻度で発症する疾患で、主に50歳以上の中高年に多く見られます。
原因
大腸がんの発症は複数の要因が組み合わさって起こります。
遺伝的な要素や年齢、性別、肥満、食生活などの生活習慣、長期的な便秘が原因となることが多いです。
特に、高脂肪・低繊維の食事摂取が大きく関連しています。
症状
大腸がんの症状は、腹痛、腹部の不快感、便秘や下痢の続く異常な便通、体重減少、血便などがありますが、初期の段階では特に症状が出にくいのが特徴です。
進行すると、食欲不振や疲労感、貧血などが現れ、さらに進行すると腹痛や腹部膨満感などが現れます。
検査方法
大腸がんの主な検査方法には、便潜血検査、大腸内視鏡検査、CTコロノグラフィーがあります。
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便潜血検査は自宅で容易に行え、大腸がんの初期スクリーニングに有効です。
大腸内視鏡検査は、がんの直接的な診断やポリープの除去が可能な方法で、CTコロノグラフィーは非侵襲的な大腸全体の検査方法です。
診断方法
大腸がんの診断は主に大腸内視鏡検査により行われます。
内視鏡検査で直接がんやポリープを確認し、疑わしい部位から組織を採取して細胞レベルでの診断(病理診断)を行います。
その他に、画像診断(CTやMRI)により大腸がんの存在、進行度、転移の有無を確認します。
治療方法
大腸がんの治療は、通常、手術が第一選択とされます。
ステージによっては化学療法や放射線療法が併用され、末期がんでは症状の緩和を目的とした治療(緩和ケア)が行われます。
予防基礎知識
大腸がん予防の一つとして食生活の見直しがあります。
特に、繊維質を多く含む食事や野菜・果物の多い食事、赤肉の過剰な摂取を避けるなどが考えられます。
また、適度な運動や体重の管理、禁煙・適度なアルコールの摂取も重要です。
効果的な食事
大腸がんを予防する食事としては、野菜や果物、大豆製品など繊維質が豊富な食品の摂取、緑茶の摂取が効果的とされています。
特に、大麦やオートミールなど全粒穀物、ブロッコリーやキャベツなどのクルシファラ科の野菜、にんにくやたまねぎなどの抗酸化作用のある食品が推奨されています。