前立腺炎はこんな病気
前立腺炎は、男性の尿道のすぐ下に位置する前立腺という器官の炎症を指します。
前立腺は、尿道と精液の通り道を兼ね、精液の成分をつくる役割も果たしています。
この前立腺が何らかの原因によって炎症を起こし、痛みや排尿障害などの症状を引き起こすのが前立腺炎です。
原因
前立腺炎の原因は、細菌による感染や自己免疫反応、ストレス、前立腺組織の神経系の問題など多岐にわたります。
最も一般的な原因は、尿道内の細菌が逆流して前立腺に感染を起こすことで、特に性行為の際に感染リスクは高まります。
症状
前立腺炎の主な症状は、下腹部や会陰部(男性器と肛門の間)、腰などの痛み、排尿障害(頻尿、残尿感、排尿困難、微尿など)、性行為時の痛み、などです。
また、炎症が強い場合には発熱や全身倦怠感といった全身症状が出ることもあります。
検査方法
前立腺炎の検査方法は、まず問診で症状や生活習慣などを確認します。
その上で、前立腺の超音波検査、尿の細菌検査、腟直腸診(指で直腸から前立腺を触って形や硬さを確認する)などが行われます。
また、前立腺特異抗原(PSA)の血液検査も行われることがあります。
診断方法
前立腺炎の診断は、患者の訴える症状と医師の行う物理的な検査、そして尿や血液などの検体による検査結果などから総合的に行われます。
具体的には、前述の前立腺の超音波検査や尿の細菌検査、前立腺特異抗原の検査結果が参考にされます。
治療方法
前立腺炎の治療法は、原因と症状によります。
細菌による感染が原因の場合は抗生物質の投与が第一選択となります。
痛みや排尿障害が強い場合は、抗炎症作用のある薬や筋弛緩剤も併用されることがあります。
また、ストレスが原因の場合や慢性化している場合は、生活習慣の見直しや精神的なケアも重要となります。
予防基礎知識
前立腺炎の予防の基礎知識としては、適度な運動による血行の良化、タバコやアルコールといった有害物質の摂取の制限、性行為時の適切な経験者との保護等があります。
また、排尿障害や腹部の痛みが見られた場合は早めに医療機関を受診することも大切です。
効果的な食事
前立腺炎の予防になる食事としては、ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物、抗酸化作用があるとされるトマトやベリー類、良質なたんぱく質を含む魚や鶏肉などが挙げられます。
また、適度な水分補給も排尿機能を保つ上で重要です。