副腎がんはこんな病気
副腎がんは、人体の臓器である副腎から発生するがん(悪性腫瘍)です。
副腎は腎臓の上部に位置し、アドレナリンとカルチゾル等のホルモンを分泌する役割があります。
この副腎が異常に細胞を増殖させ、がん化する病気です。
種類としては副腎皮質がんと褐色細胞腫があり、年間発生頻度としてはきわめてまれであるとされています。
原因
副腎がんの正確な原因は未だに明らかにはされていませんが、遺伝的要素やホルモン異常が関与していると考えられています。
特定の遺伝疾患を持つ人は副腎がんのリスクが高まる可能性があります。
また副腎が過剰にホルモンを分泌することががんの発症を引き起こすこともあります。
症状
副腎がんの症状は非特異的で、偶然の画像診断で発見されることが多いです。
しかし、ホルモン分泌過多による高血圧、体重増加、糖尿病、ムーンフェイス(顔が月のように丸くなる症状)などが起こる場合もあります。
また、大きな腫瘍ができて痛みを伴うこともあります。
検査方法
副腎がんの検査方法としては、画像診断が主に用いられます。
腹部エコーやCT、MRIなどで副腎の形状や大きさを確認します。
また、血液検査や尿検査で分泌ホルモンの異常を確認したり、生体組織を採取して細胞レベルでの異常を確認する組織診断も行われます。
診断方法
副腎がんの診断は、症状や画像診断結果、血液・尿検査でのホルモン値から導き出されます。
特に組織診断を行うことで、確定診断が下されます。
治療方法
副腎がんの治療は一般的には手術による切除が第一選択となります。
進行が早期であれば手術により全摘することが可能です。
また、腫瘍が大きすぎて手術が困難である場合や、がんが他の臓器に広がってしまった場合は放射線治療や化学療法が行われることもあります。