下垂体腺腫はこんな病気
下垂体腺腫は、頭蓋の底部に位置する下垂体に生じる良性の腫瘍です。
下垂体は、身体の様々なホルモン分泌を調節する重要な器官で、腺腫が成長するとホルモンの異常分泌や近くの神経組織への圧迫による症状を引き起こします。
原因
下垂体腺腫の原因は明確には解明されていませんが、遺伝的要素や異常なホルモン分泌、特定の遺伝疾患などが関与していると考えられています。
症状
下垂体腺腫の症状は、異常分泌するホルモンの種類により異なります。
成長ホルモン過剰では巨大症や肥満、甲状腺刺激ホルモン過剰では甲状腺機能亢進、性ホルモン過剰では性的異常や無月経、アクロメガリー(手足や顔が大きくなる病気)などがあります。
また、腺腫が大きくなり周囲の神経に圧迫をかけると、視覚異常や頭痛、めまいなどの症状が出ることもあります。
検査方法
下垂体腺腫の検査方法には、血液検染、画像診断(CT, MRIなど)、視野検査があります。
血液検査では腺腫により分泌が亢進したり、低下したりするホルモンの異常を探ります。
画像診断では腺腫の位置や大きさを確認します。
視野検査は、腺腫による視神経の圧迫が視覚に影響を及ぼしていないかを確認します。
診断方法
下垂体腺腫の診断方法としては、まず初めに医師の診察や血液検査が行われ、その後、CTやMRIによる画像診断が行われます。
これらの診断結果から、腺腫の存在や大きさ、位置、ホルモン分泌の異常などが確認されます。
治療方法
下垂体腺腫の治療方法は、腺腫の大きさや症状、患者の年齢や一般的な健康状態などにより異なります。
手術、放射線治療、薬物療法などがあります。
手術では鼻の穴から内視鏡を挿入し、腺腫を取り除く手術が主に行われます。
放射線治療は、通常、手術が困難な場合や再発した場合に選択されます。
薬物療法では、ホルモン分泌を抑える薬剤が使用されます。