一酸化炭素中毒はこんな病気
一酸化炭素中毒は、一酸化炭素(CO)を過剰に吸入することで体内の酸素が不足し、組織が酸素不足に陥る状態です。
COは体内に取り込まれると速やかに血液中のヘモグロビンと結合してカルボキシヘモグロビンを生成しますが、この物質は酸素を運べず、全身の酸素供給を阻害します。
原因
一酸化炭素中毒の原因は、一酸化炭素を生成する燃焼器具からの漏れや不完全燃焼、自動車の排ガス、火災などがあります。
特に換気の不十分な場所での使用や、車のエンジンを長時間つけたままの状態が危険です。
症状
一酸化炭素中毒の主な症状には、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、意識障害、呼吸困難などがあります。
特に深刻な状態では昏睡や昏倒、さらには死亡に至ることもあります。
検査方法
一酸化炭素中毒の検査方法は血液ガス分析によるカルボキシヘモグロビンの測定が主です。
通常では体内に見られないカルボキシヘモグロビンが確認されると一酸化炭素中毒の可能性が高まります。
また、クリニカル・セッティングでは一酸化炭素ブレステストも使用されます。
診断方法
一酸化炭素中毒の診断は、患者の症状、事故の詳細(一酸化炭素を含む環境での活動、一酸化炭素暴露の可能性)、血液中のカルボキシヘモグロビンレベルなどから行われます。
治療方法
一酸化炭素中毒の治療法は主に高濃度酸素療法です。
これは患者に100%の酸素を供給し、COとヘモグロビンの結合を解除して酸素を運べるようにするもので、重症の場合は高圧酸素療法(HBO)が行われることもあります。