新生児敗血症はこんな病気
新生児敗血症とは、新生児期(生後28日まで)における全身性の感染症であり、バクテリア、真菌、ウイルスが血液に侵入し、全身に広がる病気を指します。
これは免疫機能が未熟な新生児が感染症に対して適切に対処できないために生じるもので、重篤な場合には敗血症性ショック、多臓器不全、死につながります。
原因
新生児敗血症の主な原因は感染です。
出生前や出生時、出生後のいずれの時期でも感染が広がることがあります。
母体からの感染、分娩時に獲得した感染、院内で獲得した感染などが考えられます。
特に早産児や低出生体重児では、発症リスクが高いとされています。
症状
新生児敗血症の初期症状は非特異的で、体温変動(発熱または低体温)、食欲不振、イライラ性、無気力、呼吸困難、色素性紅斑や黄疸などが見られます。
進行するとショック状態(低血圧、脈拍数増加)、全身に広がる皮疹、異常な心拍数、呼吸数などの症状が現れます。
検査方法
新生児敗血症の診断は血液培養によるものが主となります。
また、生体サンプル(脳脊髄液、尿、呼吸道分泌物など)の培養検査や血液中の白血球数、CRP(C反応性蛋白)などの炎症反応マーカー、血清生化学検査、血液ガス分析などの複合的な検査が行われます。
診断方法
新生児敗血症の診断は病歴、体格、臨床症状などの情報と、上述の各種検査(血液培養など)によるものです。
定診断には血液培養により原因菌を確認する必要があります。
治療方法
新生児敗血症の治療は原因菌に対する抗生物質投与が主です。
抗生物質は血液培養の結果に基づき選択されるが、培養結果が出るまでは広域な抗生物質が用いられます。
また、感染により引き起こされる各種の問題(呼吸困難、栄養不足など)に対する対症療法も重要となります。