心房中隔欠損症(ASD)はこんな病気
心房中隔欠損症(ASD)は、心臓の右側と左側を分けている心房間の壁、即ち心房中隔に穴が開いてしまった状態を指します。
これによって通常は左心房から左心室に送り出されるはずの酸素で満たされた血液が右心房に混入し、必要以上に右心房と右心室へ血液が送られ、肺に流れる血液の量が多くなる結果、肺や心臓に負担がかかります。
最終的には肺高血圧や心肥大、心不全を引き起こす可能性があります。
原因
心房中隔欠損症は、胎児の頃に心臓が正常に発達しなかった結果、誕生後も心臓の壁に穴が空いたままの状態になることが一般的な原因となります。
遺伝や母親の妊娠中のライフスタイル(たばこの喫煙、アルコール摂取、特定の薬物の使用など)、妊娠中の病気(糖尿病、風疹など)といった要因が関与することがあります。
症状
心房中隔欠損症の症状は、欠損の大きさや位置、患者の年齢などによって異なります。
症状が現れない場合もありますが、一般的には労作時の息切れ、頻脈、体重増加の遅れ、肺炎を繰り返すなどの症状が現れることがあります。
検査方法
心房中隔欠損症の診断は、心雑音を聴いて初めて疑われることが多いです。
他に心エコー(超音波)検査や心電図, 心臓カテーテル検査などが行われることがあります。
これらの検査によって、心臓の構造や血流の状態を詳しく調べることが可能です。
診断方法
心房中隔欠損症の診断は主に心エコーにより行われます。
心エコー検査により心房中隔に穴が開いているかどうか、その大きさや位置、血流の状態などを詳しく確認できます。
また、心電図や心臓カテーテル検査、胸部レントゲンなども補助的な診断手段として用いられることがあります。
治療方法
心房中隔欠損症の治療法は、欠損の大きさ、患者の年齢、症状の程度などによる。
小さな欠損で症状がない場合は観察となります。
しかし、欠損が大きい場合や心肺に異常が見られる場合は、手術による穴の修復が必要となります。