中皮腫はこんな病気
中皮腫は、体内の様々な部位を覆っている中皮細胞が悪性化した腫瘍のことを指します。
最も多いのは肺(胸膜)や腹部(腹膜)で、これが悪性中皮腫(通常は中皮腫と言えばこれを指す)で、特に肺の中皮腫は胸腔に発生する悪性腫瘍の一つであり、発症から死亡までの期間が短いことで知られています。
原因
中皮腫の主な原因は、アスベストという鉱石によるもので、工業製品に広く用いられた結果、その微粒子が吸入された人々に対して慢性的な刺激を及ぼし、その結果として発症します。
また、その発症には長い潜伏期間があり、50年以上経過した後になって発症することもあります。
症状
中皮腫の主な症状として、慢性的な胸痛、息切れ、咳、体重減少、食欲不振、発熱などが挙げられます。
これらの症状は中皮腫が進行するにつれて増え、厳しくなります。
検査方法
中皮腫の検査方法は、画像診断(CTスキャンやPETスキャン)、胸水や腹水の細胞診、針生検、手術を用いた生検などがあります。
画像診断では腫瘍の存在や広がり具合、胸水などの存在を見ることができ、細胞診や生検で具体的に腫瘍組織を検査し、中皮腫であることを確定させます。
診断方法
中皮腫の診断方法では、まず上述の画像診断にて異常を確認し、その後、細胞診や生検を行い、中皮腫であるか否かを確認します。
この際、病理学的に特異的なマーカーも参考にされ、診断に役立てられます。
治療方法
中皮腫治療法には手術、放射線療法、化学療法、免疫療法・分子標的療法があります。
病状や患者さんの全身状態などから最適な治療が選択されます。
適応があれば手術で可能な限り腫瘍を取り除くことで症状を軽減し、プラチナ系化学療法などを併用することが一般的です。