パニック障害はこんな病気
パニック障害は不安障害の一種で、突然、予期せずに起こる恐怖や不安が極度に高まる、いわゆるパニック攻撃を経験する疾患です。
このパニック攻撃は通常、数分でピークに達し、10分以内には落ち着きますが、その間に恐怖を極度に感じるため、日常生活に深刻な影響を及ぼすこともあります。
原因
パニック障害の原因は一つではありません。
遺伝的要素や脳の生化学的な側面、特定のストレス状況や体験などが組み合わさることで発症します。
特に、過度のストレスや希望に沿っていない生活、身体的な問題などがパニック障害の発症を促進する可能性があります。
症状
パニック障害の主な症状はパニック攻撃ですが、これには息苦しさ、胸の痛み、動悸、震え、冷や汗など突然現れる身体的な症状が含まれます。
また、死ぬ予感や現実感の喪失、自己がスピンアウトする感覚などの心理的な症状も伴います。
検査方法
パニック障害の診断は主に医師との面接や患者の自己報告により行われます。
身体的疾患がパニック攻撃の原因となっていないかを確認するために、全身の健康状態を把握する身体検査や心電図検査などが行われることもあります。
また、精神的疾患の有無を調べるための精神診断評価も行われます。
診断方法
パニック障害の診断は、DSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル第5版)やICD-10(国際疾病分類第10版)などの基準に基づきます。
過去に少なくとも1回のパニック攻撃の経験があり、その後1ヶ月以上、再発する不安を抱えている、という条件を満たさなければなりません。
治療方法
パニック障害の治療には薬物療法と認知行動療法が主に用いられます。
薬物療法では、抗不安薬や抗うつ薬が用いられ、症状の軽減や再発の防止が図られます。
認知行動療法では、パニック攻撃に対する誤った認識を修正し、不適切な反応を改善することを目指します。